座談会
round-table
陽明会で働くひとが、
本当に大切にしていること。
医療法人 陽明会では、クリニック、老人ホーム、高齢者向け住宅などのサービスを通じて、皆様の健やかな生活をサポートしております。そんな医療・介護の最前線の現場で働く4名のスタッフが、座談会形式で本音のトーク。「どんな人が働いているか」「仕事をするうえで大切にしていること」などについて、とことん語り合いました。
MEMBERS
座談会メンバー
2018年入社/理学療法士
2016年入社/理学療法士
2019年入社/看護師
2020年入社/看護主任
Q1)
入職のきっかけや決め手は何でしたか?
働き方に直結する“雰囲気のよさ”と、
子育てと両立できる環境が決め手。
求人サイトを通じて知りました。「家庭と両立すること」を何よりの条件としていたので、そのポイントを重点的に見ながら仕事を探していました。その中で、一番条件に合うと思ったのが決め手ですね。
それにプラスして、「リハビリのスタッフが多い」「リハビリ室をはじめとした設備が充実している」というところも、すごくいいと思って。ほかのところには応募せず、すぐに入職を決めました。
私は、人材バンクの紹介からですね。Kさんと同じで、ほかのところとは特に比べずに決めました。
というのも、大事な条件として重視していたのが「職場環境と仕事のやりがい」だったんです。実際に職場を拝見したら、スタッフの方の雰囲気がとてもよくて、印象に残りました。いきいきと仕事をしている感じがすごく伝わってきたので、「ここなら大丈夫だ」と思って。
雰囲気がすごくいいですよね。私はどちらかというと「生活との両立」を重視して選んだんですが、実際に入職してみて、すごくいい方ばっかりだったので安心しました。
看護師専門の転職サイトを経由して入りましたが、当時は子どもが小さかったので、自宅からの距離が近いことも決め手のひとつでした。
子育てとの両立は、やっぱり重視したいですよね。私も、「子どもを育てながらでも働きやすいこと」は譲れないポイントでした。始業時間もゆっくりで残業も少ないので、十分すぎるほど条件を満たしていたと思います。
私は紹介会社から「介護と看護の業務がしっかり分かれていて、雰囲気がいいところ」と教えていただいて。体験の際に「まさにその通りだな」と感じたのが、最後の後押しになったかなと思います。
Q2)
お仕事の内容について教えてください。
自分の専門業務に注力しながらも、
綿密な連携でケアを行います。
私たち看護師の業務には、主に「訪問看護」と「施設業務」があります。訪問看護では、利用者様のご自宅に伺ってケアを行います。全身の状態を把握したうえで、療養者様のニーズに合わせて、排泄ケア、MCなどの必要な処置を行っています。
施設業務は、入居者様の巡回を中心に、さまざまなケアが展開していくイメージですね。必要に応じて、喀痰吸引や経管栄養を行います。それ以外では、必要な備品の管理といった事務的な業務はもちろん、クリニックの医師とコミュニケーションをとりながら、入居者様にとって一番いいケアができるように幅広く取り組んでいます。
業務は明確に分かれているけど、連携は綿密ですよね。看護師、介護士の方とカンファレンスを行って、情報共有は欠かさず行っています。理学療法士の主な業務としては、利用者様に合わせてリハビリプログラムを組んだり、ADLの評価を行ったり、福祉用具の選択やポジショニングを検討したり…。
「利用者様の状況をしっかり把握して、適切なリハビリを実施する」ということがメインです。
そうですね。「利用者様の状況を把握する」というところ、本当に大事だと思います。総合的な状態を見たうえで、今の生活リズムに無理が出ないように、「より安全でより良い生活」のためのアプローチを考えることが必要になってきます。
ときどき楽しめるレクリエーションを取り入れたりもします。そういった工夫は、「その方は何ができるか」「何を楽しいと感じるか」を理解していないとできないことですよね。
Q3)
職場の雰囲気はどのような感じですか?
お互いの悩みを共有しながら、
仕事の自信がつけられる環境です。
さっき連携の話が出ましたけど、コミュニケーションに対しては、職場全体ですごく意欲が高いですよね。ミーティングの機会が多いことはもちろん、皆さんそれぞれが「相手と良好な関係を築こう」という意識を持って、お互いを尊重したやりとりが多い気がします。
たしかに、そう感じることは多いですね。仕事がキッチリ分かれていると自分のことに集中できていいんだけど、それだけだとただ分断されているだけだから…。そこにプラスして、しっかりした協力関係があるから、分業の良さが出ているような気がしますね。
今は子育て世代の方が多いので、休憩中は子どもの話で盛り上がったりもしますよね。その流れで一緒にランチに行ったりとか。
そうそう。同じ悩みを持った人が多いから、相談できることがあって心強いですよね。だからか、子ども関係で急な欠勤になってしまったときも、皆さん「お互い様だよ!」の精神で受け入れてもらえるのでありがたいです。むしろ、「お子さん、体調大丈夫?」と心配までしてくださって。
生活との両立に理解がある職場ですよね。急なお休みにも対応してもらえるのは、子育て世代にとっては本当に助かります。全体的な雰囲気がすごくいいので、仕事のやりとりもスムーズですよね。平日にミーティングをやってますけど、その中でも利用者様のことをしっかり話し合えるから、業務にも安心して取り組めます。
話し合いがしやすいですよね。明るくて元気な方が多いからかな。迷ったとき、困ったときも相談しやすくて。特にリハビリスタッフは人数が多くて、いろんな経験を持っている方、知識が豊富な方がたくさんいらっしゃるので、学ぶことも多いです。理学療法士として、スキルアップがしやすい環境でもあると思います。
それは私も思います!私は少しブランクが空いた時期があったので、うまく復帰できるか不安でした。でも、入職後はサポート役の方がついて教えてくださったので、徐々に感覚を取り戻すことができました。家庭と両立できる働きやすさはもちろん、個人としての成長もできる職場ですね。
Q4)
働く中で大切にしていることはありますか?
利用者様の小さな変化を逃さず、
ご家族やスタッフと協力することです。
短くても、必ず皆さんに挨拶や声かけをするように心がけています。私は休職していた期間があるんですが、そのときは、どうしても人との関わりが少なくて。その頃を振り返ると、「コミュニケーションをとるって楽しい!」と思えるんですよね。
「皆さんと円満な関係を築きたい」という理由も当然ありますが、自分自身の社会性が保たれつつ、達成感ややりがいを持って働けるのがうれしいので、積極的な姿勢を意識しています。
そういう意識、すごく大切だなって思います。私は、報告・連絡・相談がとても重要だと思っていて。情報共有が足りていないと、予想外のトラブルに繋がることがあるんですよね。なので、わからないことがあればすぐに確認するし、迷うことがあれば必ず誰かに相談します。
ほかには、自分の体調管理を徹底することかな。元気や健康第一なお仕事だし、利用者様の安全のためにも、大事にしているところです。
たしかに、体調管理は利用者様・スタッフの両方で徹底したいところですね。少しの異変に気づくことで、防げる“大きなミス”がたくさんあります。だからそこは責任を持って、情報収集や利用者様の観察は気をつけていますね。
そういう意味では、体調管理も信頼関係への一歩だと思います。快適に過ごしていただけるように、小さな異変に目を配って、負担が少ないケアを心がけて…。利用者様との信頼関係が大事なお仕事ですから、欠かせないところですね。その中で、スタッフとも、利用者様とも、そのご家族ともコミュニケーションをとることが大切なので、意識しています。
Q5)
あなたにとって医療・介護はどんなお仕事ですか?
利用者様の“生活”を見ることで、
安心できる“これから”を築いていくこと。
利用者様の一人ひとりに必要なサービスを提供し、安心して日常生活を送ることができるように、サポートを行う仕事です。
個人、家族の意思を尊重し、寄り添い、必要なお手伝いができる、やりがいのある仕事です。とても近い場所で見守っているからこそ、より良い生活のためにできることがたくさんあると思っています。
看護は「人を看ること」と聞きますが、まさにその通りだと思います。業務の中では、利用者様に直接お会いしたときの状況にばかり目を向けてしまいがちです。ですが、それまでの生活過程を見て、「その先の生活にどう繋げていくか」を考えること。病状だけではなく、生活まで「看る」ことが大切だと感じています。
看護は「気づくこと」から始まると思っています。だからこそ、広い視野を持ち、利用者様の異変やニーズに気づけるように心がけることが必要なお仕事ですし、私自身もその意識を胸に持ちながら向き合っています。